約半年前、食メディア「ペンとスプーン」を運営する多田千香子さんからお話をいただきました。
日本語サイトのリニューアルに関しては前回お話した通り。

もうひとつ、英語でお弁当レシピ本を電子書籍で出版し、そのサイトを構築されるということで、そちらへもデザイナーとして関わらせていただきました。ありがたや!
千香子さんの一声に招集された方々とのキックオフミーティングからかなり楽しい。
頭の切れる方ばかりでサクサクとアイデアも出るし、話に無駄がない!!!こういうミーティングは大好きです。
わたしは、こちらの仕事では、ロゴデザインと表紙デザイン、英語サイトを担当することになりました。
最初の方で、編集会議に参加させてもらうことがあったのですが。
「20分で終わらせます!」と千香子さんが宣言したミーティングは、本当に20分で終了。まずはこれに感動ですよ(笑)
ダラダラと話していたって時間を食うだけ。「時は金なり」なんです。
ロゴデザインをして、千香子さんと編集者の諏訪満里子さんに見ていただくときは、かなりドキドキしました。
だって大きな出版社で編集をされていた方にデザインを見てもらう機会なんてこれまでそんなになかったですから…。
2〜3案提出して決まったロゴはこちら

日本のお弁当文化を世界に広めるための本ですから、その象徴を取り入れたいと、O(オー)の文字を「おにぎり」っぽくしました。
これぞ日本のTHEソウルフードですから!!!
このロゴの中の一部を取り出してTwitterなどのアイコンに…かわいい!!(自画自賛)

電子書籍の表紙もデザインさせていただきました

カメラマンの方がとてもセンスの良い写真を撮影してくださったので、表紙のデザインもバチっと決まりますね。
表紙案は、写真が素敵すぎてわたしがたくさん候補を作ってしまい(笑)、迷いに迷って漏れた案を中扉にロゴ入りで使うことに。

どれもお気に入り!
この表紙案をデザインしたときに、編集者の諏訪満里子さんが「カメラマンの方とデザイナーの方の化学反応ですね」と言ってくださったのがとてもとても嬉しかったです。
デザイナーってやっぱり目立たない地味な仕事が多くて、カメラマンの撮影した写真にはクレジットが入ることが多いですが、デザイナーのロゴにはクレジットは入りません(ロゴだし…)。大御所だと誰がやったという情報が広まってる場合が多いですけどね(ユ○クロとかね)。
表紙のデザインも、昔はページものの「顔」として料金がかなり張りましたが、今はそんなでもなく…。大御所は別として、チラシと同じレベルで扱われることもしばしばです。
それを、ちゃんとデザイナーの仕事として尊重し「化学反応が起きている」と言ってくださる方はもはや貴重なのかもしれません…。
久しぶりにデザイナーやっててよかったな…と思いました(笑)
日本市場と海外市場だと表紙デザインのテイストも変わるという話しなど、色んな話を聞かせていただいてとても勉強になりました。
つい先日、kindleをはじめ、Apple booksやGoogleなどでも販売が開始され、千香子さんより、Apple Booksの方で献本いただきました。
早速iPhoneで見てみると…



感動!!!!カバーデザインのところに名前を入れていただいています。
すごい!世界デビューしちゃった!(笑)
千香子さんに大感謝です!
Amazonは世界13カ国で、Apple Booksは世界51カ国で販売されています。
Apple Booksは下のリンクからどうぞ。
もちろん、kindleでも販売されています。
WEBサイトも
WEbサイトのテーマはシンプルなものを利用し、カスタマイズしていく感じで。現在は電子書籍を宣伝するためのランディングページのような立ち位置です。

「ペンとスプーン」のリニューアル作業時に謝って消してしまったデータベースが影響し、すでに完成間近だったBentobox.pageのサイトをいちからやり直すことに…泣(ページ数少なくてよかった…)。
よく確認しなかったわたしが悪いのです…大雑把な性格を呪う。
でも無事終わりました。
とても濃厚な半年間。いろいろな人が関わって、色んなことがちょっとずつ積み重なって形になることの面白さを久しぶりに味わいました。
出版って面白いな〜。
サイトへはこちらからどうぞ。

やっぱり英文だけだとデザインまとまりますね〜(笑)
おすすめのポイントをご紹介!
このBentobox.pageは、洋書のレシピ本にはあまりない、写真入りStep by stepで丁寧に作り方が書いてあるお弁当レシピ本です。
しかもいろんな端末で読める!日本の料理本の電子版とは違って文字の大きさも変えられるし検索もできるリフロー形式。
日本の出版は、まだまだ紙ベースでレイアウトしたものをそのままPDFにして出版しているものがほとんどです。
リフロー形式の方が文字を大きくできたり、検索できたりして電子書籍としては便利なんですよね。
そしてそして、中身も表紙も、今英語で出版されているどのお弁当レシピ本よりも優れているのは間違いないです!
ぜひ、購入して読んでみてください!!
- 日本文化に興味のある外国人のお友だちに贈るのにぴったり!
- 日本料理独自の「旨味」のコラムもあって、お弁当を作らなくても和食の知識を知ることができます!(外国の方にはすごくありがたいですよね!)
- 日本人だけど英語の勉強してるという方にもおすすめ!!(お弁当文化を英語で語れるようになるよ!)
- 外国への駐在のお供にも!(外国在住歴の長い方々の工夫もたっぷり!)
あとがきにあった千香子さんのケイくんへの言葉に涙ぐみました。
お料理全般に言えることだけど、お弁当は特に作り手の想いがつまってると思うのです!
このあたたかい、想いのつまった日本のお弁当文化が世界へ広がりますように!
千香子さんのサイトでこの本についての想いも語られています。こちらもどうぞ読んでみてくださいね。
野望があります!
実は、千香子さんとほぼ同時に考えていた野望がありまして(笑)
「こういうの、将来的にやれたらいいですよね!」と話していて言ったことが、全く同じことだったんですよね。おもしろい(笑) 「ハッピーアイスクリーム!」です(古い?)。
具体的に何なのかはまだ言えないのですが、この本が広まっていったら、絶対に実現します。もうイメージは固まっている!
実現しないわけがないという根拠のない自信があります(笑)
ぜひ応援してください!
ペンとスプーンで電子書籍出版のお手伝いします
詳しくは下のリンクを見てほしいのですが、編集長の多田千香子さんの経験を活かし、電子書籍出版事業に本格的に取り組もうとされています。
今回のチームは、本当に素晴らしいチームなんですよね。
もし、ぼんやりと電子書籍出したいな〜と思ってる方がいらっしゃったら、ぜひ、ペンとスプーンにお問い合わせください。
わたしもデザインでお手伝いさせていただきます!
詳しくは下のリンクをご覧くださいね。お問い合わせもこちらからどうぞ。